診察というよりも「相談」が目的で受診される方も多くなってきました。
どのような相談が多いのか説明します。参考になりましたら幸いです。
予防接種について
アレルギーがあるので心配という相談から、「予防接種して問題ないのか」という相談まで多彩です。
最近はコロナワクチンの影響で、敏感になっている方も多いように思います。
また「他院で予防接種するが、可能かどうか(電話やメールのみで)判断してほしい」というご連絡もありますが、こちらは原則お断りしています。
他院での治療内容について
症状が直ぐには落ち着かないことが多く「今の治療で大丈夫か確認してほしい」という相談が、かなり増えてきています。
いわゆる”セカンドオピニオン”的なご相談です。
きちんと診察されてからの治療なら、問題はないように思います。
しかし、どうしても心配な場合は、お薬手帳などをお持ちのうえ受診してください。
きちんと説明させていただきます(治療をしている医療機関に相談されるのがベストだと思います)。
食物アレルギーの検査
「これから離乳食をはじめるので、食物アレルギー検査を先にしてほしい」という相談も多いです。
当院はごく少数の例外を省いて、「先に検査しない方が良い」という方針です。
どうしても心配な場合は受診してください。お子様の状況に合わせてご説明いたします。
他院で再診の予約が取れなかったので薬だけほしい
診察せずに処方だけおこなうことはできません。
医師法に「医師は自ら診察しないで治療をし、若しくは診断書若しくは処方せんを交付してはならない」とあります。
違反した場合は罰金が、また常習的・悪質な場合は営業停止となることもあります。
少なくとも本人が受診され、他院での記載がある「お薬手帳」をお持ちいただければ「ほぼ同じ種類の」薬を処方することは可能です。
その場合も数日後にかかりつけ診療所への受診をお勧めしています。
まとめ
状態が悪い時だけが診察となるわけではありません。
日常でふと気になったことが大切な治療に結びつくことも多く、相談は積極的に受け付けるようにしています。