今回のコラムは、小児専門のクリニックで予防接種を受けるメリットを、時系列にそって説明します。
予防接種前の不安を解消
特にアレルギーやその他、ぜんそくなどの持病をお持ちの方から「予防接種してもよいか」という相談を受けることがあります。
また治療に時間がかかっている風邪などの方からの相談もよくあります。
小児専門クリニックでは、それぞれの方の体調の移り変わりに応じて、接種のタイミングなどをお伝えすることができます。
予防接種時の診察
公費における予防接種のまえに、必ず一般的な診察をおこないます。
それにより、接種日に体調不良のまま接種してしまうことを防ぐことができます。
もしも当日接種できなくなったときでも、プランの立て直しを提案します。
乳幼児は簡単な健診も兼ねている
乳幼児については、接種日の診察は簡単な乳児健診を兼ねています。
とくに生後数ヶ月の初めての予防接種の場合、初めての小児科受診であることも多いため、必ず全身状態の把握と、心臓病などの隠れている疾患、発達の確認を合わせておこなっています。
予防接種直後の変化を見逃さない

接種後の30分間は、とくに大きな副反応が起こりやすいタイミング。
どのような状態が危険なのか、副反応が起きた時にはどうすればよいのかを、その都度説明します。
重症度によっては、もちろん救急搬送も可能です。
予防接種後の体調変化に対応が可能
「前日、予防接種したあとから体調が悪いみたい」という相談の対応も可能です。
なお接種前からのつながりで体調を把握できていれば、より的確に対応することができます。
必要であれば、病院への紹介もおこないます。
今後の予防接種のプランニングが可能
予防接種の種類も多く、接種のタイミングを図るのも大変です。
スタッフが、それぞれのお子さんにあった接種計画を提案します。
なにかと手間のかかる予防接種ですが、実際に罹患すると後遺症を残しやすいものが多いです。
できるだけ早めに計画し、確実に接種をすませておきたいものです。